ブログライター「風を継ぐ者」2009 [舞台の事]
演劇集団キャラメルボックス 2009サマーツアー
「風を継ぐ者」のブログライターに初参加してきました。
関西で初めてブログライターが開催された時、どーしても抜けられない用事が入ってたので行けなくて(T_T) 。
今回、昼間だし行って来たら?と相方が言ってくれたので念願(?)かないました♪
初演再演はDVDとかで観たので、「風継ぐ」の生の舞台は今回が初めて。
生の舞台って、やっぱりいいですねぇ♪
(以下公演案内は劇団HPからの転載です)
演劇集団キャラメルボックス2009サマーツアー
『風を継ぐ者』
脚本・演出 成井豊+真柴あずき
【あらすじ】
元治元年五月。京都壬生村の新選組屯所に、二人の男がやってきた。
一人は、足は速いが、剣術も学問もまるでダメな、立川迅助。
もう一人は、昌平坂学問所の教授を父に持つ、小金井兵庫。
二人は、新選組随一の剣士・沖田総司が率いる、一番隊に配属される。一カ月後、池田屋騒動が勃発。
迅助は伝令役として参加するが、彼を助けようとした沖田が、戦いの最中に喀血し、倒れてしまう……。
■名古屋公演 |
終演後、ばたばたしながら会場へ連れて行ってもらうと。
加藤さん、成井さんがもう来られていて、他のライターさん達もほとんどこられている状態f^_^;。
(この後すぐ、加藤さんに音響についてとか曲目についてとか質問されている方がいらっしゃいましたが、筆記用具取り出し中だったためほとんど記憶に残らず(ToT))
選曲は、初演再演半々云々…しか覚えてませんf(^_^;) エヘヘ・・・
そんなこんなで、役者さん達登場。
「誰かを選ぶのも難しいので、新撰組5人衆にしました」とは加藤さんの弁。
たしかに、豪華だo(^o^)o
Q:何故水曜日の昼に公演をするのですか?
A:(加藤さん)ずっとやっていますが。
はじめは、主婦の方とかに来ていただきやすいかなと思って設定したのですが。
水曜日ってPTAの会合とかあるので失敗だったかなと。
他に、年配の方とか、同業者・マスコミ関係の方達も結構来られてますよ。
Q:迅助を主役をすることで、苦労したことは?迅助と沖田のダブル主演に見えます。
A:(成井さん)初演の時、まず新撰組を書きたかった。
群像劇を書きたかった。
迅助オンリーで話は書いてなかった。
若い頃はサイドストーリーが多すぎて失敗することもあったが、この芝居はぎりぎりのところで成功だと思う。
中心に迅助がいて、そこから風が吹いて風を受け継いでいくんです。
その先に客席があります。(←初めて知った、と加藤さん)
迅助は初演の時の今井さん(退団)をあてこんで書いたので、キャラクターを考えなかった。
佐東(今回の迅助)はキャラメルの劇団員の中では一番近いけど、役作りはしました。
迅助は天然だけど佐東は全然天然じゃないので、芝居の始めのころは大変だったんじゃないかな。
Q:この公演ではセミの声が要所要所で使われていますが、何か狙いがあるのか?
A:(加藤さん)何か狙ったんですか?←成井さんに向かって
(成井さん)あなた(加藤さん)がやったんでしょ~!
(加藤さん)…だそうですけど、どういう意図で入れたのかは忘れました。
多分、場面転換するのに音楽ばかりじゃなあ…と思ったんじゃないでしょうかねぇ。
ちなみに、新撰組の時ははアブラゼミ、長州はヒグラシの声です。
Q:佐東さんの、役作りについて。
A:(佐東さん)やっていて、だんだん暗くなってくるんですよ。
明るくすると中身がないって言われて、とにかく必死でした。
Q:今回の迅助が一番かっこいいんですが?前の二人は不器用さが前面に出てたんですけど。
A:(周りからやったじゃん、実際殺陣できるからなあ…と声がかかる)
(佐東さん)それはあかんかもしれない。
今回殺陣の時二人を斬るんですが、それは偶然じゃなくて自分の意思で切るようにしてます。
Q:実在の人間を演じるに当たってどうされましたか?
A:(畑中さん)実在の人を演じるのは、初めてなんです。
だからまず、形から入ろうとして沖田総司のお墓参りにも行きました。
いろいろな沖田像があるのですが。
最終的には、台本の上に書いてある青年の葛藤として演じました。
(三浦さん)自分だったら、どうできるか。
新撰組の中の土方というのを作っていこうと思いました。
僕もスポーツをやっていたので、団体競技の中の主将副主将と同じようなものかなと思いまして。
土方をどうしようではなくて、新撰組の中でどう動いているかを考えてやりました。
バックアップは必要なので、それは調べました。
これまでは、私が携帯カメラで撮った写真。
(メモしながら撮ったから、ほとんどぶれてるってどうよ?)
なので、綺麗な写真を。
ここから先は、「撮影・加藤昌史さん(演劇集団キャラメルボックス)」です。
Q:三鷹のネタは、稽古場ではいろいろされたと聞きましたが。どんなのをやりましたか?
A:(阿部さん)稽古場では、とにかくいろいろやりました。
この役は成井さんの書く独特のキャラクターで、エンターティンメント的な役だと思うんです。
だから、出し惜しみをせず、がんがんやりました。
ネタだけでなく、新撰組としての三鷹も見てほしいです。
(加藤さん)僕的には、あのそろばんが好きなんです。
Q:小金井は京都の地形を説明する台詞が多いが、行って初めて地図がわかったのでその点はどういう風にされたか?
A:(大内さん)地図を見ました。
今回、今までと全然違うのは、古地図を調べて台詞を作り直しました。
地図を見たら、台詞通り行くと道がなかったり(笑)。
(成井さん)初演の時は、小さい地図を見て台詞を書いたので、ない道は現代の道をあてはめてました。
演出補の有坂が古地図を探してきてくれたので、今回の台詞はパーフェクトだと思います。
Q:ラストの曲が再演の時と変わってますが、迅助が変わったからですか?
A:(加藤さん)読みあわせを聞いたとき、あの曲が鳴ったんです。
大内が「おおい迅助~…おぉ~い」というためを聞いたとき、tearsが流れたんです。
稽古の時にも流してみて、結果としてこうなりました。
それと、つぐみと沖田のシーンでわざわざ「風を継ぐ者」という曲を書いてもらったのに、また元に戻しちゃったんです。
再演の時は細見がやるというのもありましたけど、つぐみも沖田も歳とってアダルトな感じになったので、曲を書いてもらったんです。
再び若返ったから、変えました。
Q:ネタバレのない範囲で、自分の役のどこを観てほしいですか?
A:(阿部さん)飛んだキャラクターに見られがちですが、それだけではないんです。
銀太夫なりに一生懸命やっているところを、見てほしいです。
(三浦さん)沖田と土方の二人の関係性をみてください。
それと、ラストの殺陣、粟野さんも大きいですから迫力ある殺陣を見てください。
(加藤さん)あのシーンは、ゴジラ対メカゴジラです(笑)
(佐東さん)バカ正直なんですが、この2時間のお芝居の中で成長しているところをみてください。
(大内さん)自分では、兵庫は新撰組とお客さんとの中間にいると思っているので、そこを見てください。
それと、迅助の裏で兵庫も成長しているので、そこも見てください。
(畑中さん)沖田は二面性(隊士としてと、普段と)があると思うのでそれを上手く出せたらいいなと思います。
(それと、2メータージャンプ見てもらうってのは?とたしか大内さん)
あ、はい、殺陣を是非見てください。
Q:HPのインタビューで、沖田と自分の相違点として尊敬する人がいないとありましたが、そこはどういう風に考えてられますか?
A:(畑中さん)そういうことを考えてると言う時点で違うな、と思いましたね。
沖田にとって近藤や土方って、絶対なんですよね。
そういったとこが僕にはないので、駄目だなと思って。
王さんとか長島さんと言う風に心から尊敬出来る人がいなくて悲しくて。
でも、今はそういうこと考えなくて大丈夫です。
Q:新撰組と言うことで、木刀使う練習でできれば天然理念流の木刀を使ってほしかったんですが。
A:(成井さん)殺陣の先生がその流派じゃないですから、そういうのはできないですね。
殺陣と剣術とは、違うんですよ。
殺陣は見せるものなんですね。
実際の剣術でまっすぐ振り上げると、後ろの人に刺さっちゃうとかね。
剣術を舞台の上でやると危ないので、殺陣では刀をまわすんですよ。
映画とかだと、天然理念流でできたかもしれませんけど。
ということで、記念撮影をして終了しました。
チーズじゃなくって「おきたそうじ~」でシャッター切るとは、加藤さんってば(笑)。
他にも聞きたいことがあったけど、聞きそびれてしまいました(残念)。
書きなぐりのメモから書き起こしたので文章が要約されていると思いますが、ご了承くださいませm(_ _)m。
皆様、いろいろとありがとうございました。
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